明治安田生命J2リーグ 第9節 VS栃木SC
栃木SC戦
新たなお仕事が舞い込み時間が取れません!(言い訳
のでポイントを絞って見返したいと思います(土下座
相手は栃木SC。
今シーズンJ3からJ2に復帰しました。
広瀬の古巣、そして勲が初めて移籍を経験したクラブでもあります。
4バックでリスタート。
この日はどうやら大が志願してボランチでのプレーを希望したとの事。
なんとか自身の力をチームに還元しようと彼も必死。
CBには広瀬が復帰、開幕戦以来です。
続いて栃木SC。
元日本代表大黒が所属しています。
ベンチには元新潟竹重の姿も。
二川も移籍加入しましたね。
さて、さらっとポイントを絞って見返したいと思います。
まずは3バックから4バックへの変更。
この日、新潟は再び4バックに戻しました。
やり慣れたシステムである事、3バックで挑むもチームに連動性が戻らなかった事、そして何より結果が出ていない事などが要因になります。
サイドの局面に置ける数的有利を保ち、相手を押し込みたい所でしたが効果的な攻撃はできませんでした。
この日の解説はスカパーなどでお馴染みの松原良香さん。
鈴木監督とも繋がりがあり、監督のサッカーの理解者でもあります。
そんな松原さんの解説は非常にわかりやすく、次々と現在の新潟の問題点を指摘していきます。
4−4−2で2トップを組んだ河田と貴章の関係性についても指摘されていました。
「お互いもう少し関係を意識した方が良いのではないか」
「縦関係、横関係になったり背後を狙ってみたりしても良いと思う」
チームが連動しない要因の一つにここがあります。
2人共1トップの様な関係しか作れていませんでした。
極端に言うと、チームを半分に割って、それぞれグループの攻める。
それぐらいの関係しか作れていなかった様にさえ感じます。
後日、河田が監督にアドバイスを求めながら修正に取り組んでいるといった記事を読みました。
乗り越えてほしいですね。
ここが動き出せば一気に歯車が噛み合う可能性があるわけですから。
更に松原さんの指摘
「小川や安田が絡んだ攻撃の時、もう少しボランチや河田が関わりたい、攻撃が軽くなってしまう」
これは3バックの時も常々感じていた所です。
サポートのタイミングや、良いポジショニングが取れていません。
河田は今後のトレーニングでこの辺りも徐々に改善されて行くのではないでしょうか。
次は大のボランチ復帰について。
今回のボランチ起用については大本人からの志願だったと言う事です。
この日、試合開始直後から積極的に指示を出していた姿が印象的でした。
大の成長を感じると共に、中々上手く行かない現状に複雑な気分ですw
個人的に考えている大の良さは、その抜群の機動力でピッチ全てのグループとリンク出来る事だと思っています。
つまりは、動きながらどの選手達とも良い距離感でプレー出来るのが彼の強みだと感じているんですが、この日、と言うか今年はそれが影を潜めている気がしてなりません。
今年初めてのスタメンボランチ、それも4バックシステムでのプレーは、彼が嵌ってしまっている現状を見せてしまった気がします。
試合後「最近はセカンドボールや空中戦で劣勢になっている、そこの意識と戦う姿勢を意識した」とコメントしていました。
この試合、空中戦にも果敢に挑んでいました。
セカンドをかなり意識したポジショニングをしてしました。
が結果的に後ろに重くなってしまい、効果的な立ち回りは少なかった気がします。
人に関わる距離感は良かったですが、ボールに関わる距離感がまるで掴めていませんでした。
彼には今凄まじい逆風が吹いていますが、耐えてほしいなと思いますねえ、本当に。
最後には広瀬。
開幕戦に負った怪我の影響で離脱していましたが、この日古巣対決で復帰できました。
確かにこの日2失点したんですが、彼に対する印象はポジティブでした。
まずポジショニングが良いですよね。
読みの良さ、速さは自身の弱さを補う為の武器。
早川もそうでしたよね。
次にフィード。
この日も低くて伸びる質のフィードを決めていました。
逆サイドへ振ったり、トップへ当てたり。
蹴る前のボールの置き所も良く、次のプレーまでがスムーズです。
これは大将、原くんと共通するところ。
怪我だけが心配ですが、今後が非常に楽しみな選手。
4バックでしたが、広瀬、原くん、大将のユニットはボールの動かし方や、オフの時の動き、関わり方にセンスを感じるシーンがたくさんありました。
途中出場した新太が加わったシーンで更に良くなりましたね。
原くん、大将との関係は勿論、しっかり新太の動きも見ていました。
前線で質の高い動きが連続して起こると、広瀬はもっと輝きそうな気がします。
あ、ゲームの方はロングスロー2本で2点。
ロスタイムに安田のミドルで1点返し、1−2で負けました。
3連敗。
チーム状況は良くないですが、今苦しんでる部分を丁寧に改善して行けば、状況は一気に変わる、そんな気が僕はするんですがどうでしょ。
※4/18 ルヴァンカップVSベガルタ仙台
ちょっと個人的に気になってる試合です。
仙台は今一番Jリーグでポジショナルプレーが出来るチームだと思っています。
全ての選手が高いレベルで正しいポジショニングを取れる。
勿論、レベルに差はあると思いますが、少なくともチームに浸透しているはずです。
鈴木監督はポジショナルだとか5レーンだとかは口にしていませんが、言っていることは同じです。
良いポジション、良い判断。
仙台は去年1年苦しみながらこの課題に取り組み今年花開いています。
今新潟はそれに取り組んでいる真っ最中な訳ですが、両者の動きの質をしっかりと見てみたい。
(がしかしスカパー契約していない。更に仕事で見れない)
【公式】ハイライト:栃木SCvsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第9節 2018/4/15