オレンジブルーが呼んでいる

アルビレックス新潟を斜め上から応援

明治安田生命J2リーグ 第3節 VS京都サンガFC

ホーム連戦

お仕事で東京へ出張しております。

午前に東京着、打ち合わせ、チェックインをし、DAZNで観戦。

考えてみればネット環境があればどこでも見れるんですよね。

え、DAZN最高じゃない?(スリスリ

そんなわけで京都戦です。

f:id:rorosan:20180314084358p:plain小川が左サイドで復帰しました。

カップ戦でパフォーマンスの良かったゴメスが左サイドバック

安田は右サイドバックで出場。戸嶋がベンチ入りしました。

良いパフォーマンスがしっかりと選考基準に反映される事はモチベーションになります。

聞くところによると、控えメンバーに関しても戦術の取り組みが実行できているとのこと。

この試合、豪がいませんが、きっとカップ戦で重要な役割を与えられると思います。

多くの選手にバランスよく実戦を経験させていますよね。

先々の事を含め、かなり考えられてるんじゃないかなと思います。

f:id:rorosan:20180314085458p:plain京都は4-1-4-1。

元名古屋の選手が多いです、確かに。

レンゾ・ロペスの高さや馬力、岩崎、小屋松の両アタッカーに警戒。

闘莉王もいますね。

あれ、石櫃が二人・・

本多ですね・・。巧と泰基の将来のネタを取らないでいただきたい(こじつけ

 

  • 前半

開始早々小屋松に突破されピンチに。

左サイドでした。開始直後の受けてしまう時間帯は中々改善しませんね。

京都は攻守においてワイドな戦術を取っていました。

守備時は中盤を5枚にし、ゾーンを管理。

縦パスが中々生まれず、また収まりません。

指摘されていた方もおられましたが、楔に対してのプレスはそれ程ではなく

ボールの出所、特にボランチに対しての圧力が強かったですね。

京都は布部監督の元、まだ結果は出ていませんが守備戦術をしっかり実戦していた印象です。プレスのポイントが明確でしたし、ゾーンの意識が非常に強く感じました。

兎に角自分の担当するエリアに責任を持たせてる感じです。

プレスに行っても自分のポジションを留守にしない、セットし直す。

これが厄介です。

新潟としてはしっかりボールを回し、サイドを使う事で中央を空けるという作業を行わなければいけません。

今日の試合、サイドバック含めての横パスに対して、楔を受ける、間で受ける選手の中で一番前を向ける可能性があった選手が大でした。次に小川。

京都のアンカー宮城の両脇スペースを有効に使いたいという狙いは、大も小川も共有できていた様に感じます。

中々有効な縦パスが入らない中、状況はサイドから動きます。

大きく左サイドに開いていた河田にゴメスからパスが入ると得意の仕掛け、切り込んで行きます。

突破出来ず、こぼれ球も拾われましたが京都守備に僅かな穴をあけました。

相手のパスミスを狙っていた安田がインターセプト、その流れでミドルシュートを放ちます。枠を捉えた無回転。GK清水のファインセーブでコーナーへ。

素晴らしい仕掛け、素晴らしいシュートでした。

得点はこのコーナーキックから生まれました。


【公式】ゴール動画:矢野 貴章(新潟)15分 アルビレックス新潟vs京都サンガF.C. 明治安田生命J2リーグ 第3節 2018/3/11

 小川の精度も素晴らしいですが、貴章の高さたるや!

前節のゴールもそうでしたが、DFの背後、見えない所から斜めに切り込まれてあのジャンプをされてしまったらどうしようもありません。

早川がコラムでも書いていましたが、恐らく誰も勝てないでしょうw

サイドバックを経験して守備側の心理を理解できるFWに生まれ変わった様に思えます。

このリードを長く保ち、優位に試合を進めたいところでしたが、すぐに追いつかれます。

闘莉王のフィードに対して本多と競り合った安田に対してファール。

正直これはどうなんでしょう。ジャッジングに関してちょっと納得できない事が今シーズン多いかもしれないです。

特に基準の部分です。その基準の中でファールだったのならファールなんでしょうけど、その基準が試合中、両チームに対して変わっていくのは・・・まぁ慣れないとなんでしょう。


【公式】ゴール動画:染谷 悠太(京都)19分 アルビレックス新潟vs京都サンガF.C. 明治安田生命J2リーグ 第3節 2018/3/11

初めプレーに関与していた闘莉王オフサイドだと思いましたが、染谷のゴールでしたね。

ちょっとこの時間帯、判定に対してもセットプレーに対してもフワフワした状況になっていて、今一つ集中を欠いていた様に思えます。

 

セットプレーはまだまだ修正が必要ですね。

前半は中々有効なチャンスメイクが出来ませんでしたが、大将の存在感が戻ってきました。常に良いポジションを取り、チームの潤滑油になっています。

スムーズにボールが回せるのは彼がいるからと言っても過言ではないです。

前半終盤、しっかりパスを回して相手を動かした効果が出始めます。

ボールの出所、ボランチ二人に対してプレスがゆるくなります。

残念だったのは、この状況に持って行きながら有効な縦パスが入らなかった事、受けれなかった事。サイドに関してはほぼ制圧し始めてましたから。

あとちょっとですね。

その後は両チーム決定打を欠き前半終了。

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 平均ポジションですが、やや左サイドに寄っています。

小川を中心にサポートの意識の強さを感じれますし、やはり距離感がよくなりましたね。

安田が右に回った事で、右サイドに少し変化が生まれるかなと思っていましたが、監督が当初発言していたリスク管理の部分を見ても意思が共有されている様に感じます。

ゴメス含め左サイドが高めにポジショニングを取っている時、その逆サイドの選手たちはしっかりリスクを管理している。その逆もです。

この試合、注目していたのが河田、大、そしてゴメスです。

河田は焦っているんでしょうかね。効果的なポストプレーが少なく感じます。

貴章との縦の関係もそうですし・・。

これが監督の指示、狙い、チャレンジなら全く問題ありません。精度を高めるだけですが、そうでなければちょっと心配かな?

大も安定して悩んでますねぇw

個人的には、大をボランチに戻すことはチームとしても大にとっても良くないんじゃないかなと思っています。

彼は動きながら前を向ける選手です。今はそれが何故か出来ていない。

河田にしても大にしてもそうですが、背番号がプレーをしている訳ではありません。自分のプレーをすればいいと思います。それが結果に繋がると、私は思いますね。

ゴメスについては後半に。

  • 後半

後半は縦の意識をという監督の言葉通り、ボールの動きが変わります。

開始早々、間で受けた小川のワンタッチヒールにゴメスが反応、クロスはラインを割りましたが良いテンポ、攻撃でした。

後半は少し縦の攻撃が続き京都のカウンターを受ける場面がありました。

その中で光ったのは安田の判断力です。カウンターに流れそうな状況、中盤の準備が整っていないことを確認すると、しっかりとキープ。

チームに時間を与えます。彼はこう言ったチームに対しての気遣いをサラッとしますよね。監督の言う状況判断力ですね。

注目のゴメスですがこの日は少し精彩を欠きました。

アタックするタイミング等々、まだチームとあっていない様に感じます。

あとはビルドアップの面ですね。去年、小川と河田が入った事で彼の能力が存分に発揮出来る状況になりました。

この試合でもシステムは違えど小川、そして河田はしっかりとゴメスに寄ってきてはいますが今一つ。

後半60分、河田に変えてターレス投入です。

カップ戦は観れていないので、長い時間観るのは初めてです。

印象は「スムーズ」ですね。

フィジカルが鬼なのは言うまでもありませんが、兎に角柔らかくスムーズ。

ボールを持てば湧く。なんか久しぶりですね、こういう選手はw

あとはやたら受けに来るというところでしょうかw

まぁボランチ2枚が揃っている状況でそこまで受けに来なくてもいいとは思いますが、その辺りは試合を重ねるにつれ良くなっていくと思います。

ブラジル時代の映像を見ても、受けて展開して走り込むとか、チームをスムーズにゴールへ向かう道標を立てるのが上手いのかなという印象。

多分前線に張ってボールを待つタイプではないんでしょう。

あちらでもサイドからのマイナスのクロスにドフリーで合わせるプレーが多かった様ですし、ゴールを効率よく取る手段を理解している選手なんでしょうね、多分w。

ターレスが入った事でゴメスが少し生き返ります。

これは意外でした。受ける角度が良いのかもしれないですね。

ゴメスとターレス、小川のコンビネーションはワクワクします。

その後コーナーでもジュフンのチャンスを演出、終盤のカウンターでも最後の寄せなど輝きを見せます

ちょっと楽しみですね、これはw

試合はそのままドローで終了。

ホームで勝ちたかったですね。選手内からも厳しい声が。

なんかこの雰囲気、久しぶりな気がします。ウッチー以降ここまで厳しく発言する選手っていたかな?

この雰囲気、大切にしましょう。

 

先ずはベースをしっかり作る事。

そこに助っ人の彼らの存在です。

まだ3節、じっくりと成熟させていけば良いと思います。

 

 

東京出張を終え、これから新潟に帰ります。

ギリギリまでブログ書いていたので時間がヤヴァイ。


ハイライト動画 J2第3節 2018.3.11 新潟vs京都

明治安田生命J2リーグ第2節 VS松本山雅FC

ホーム開幕戦

待ちに待ったホーム開幕戦は素晴らしい天候に恵まれ、少し前までの大雪が嘘のようなコンディションでした。 

ホーム開幕戦の相手は反町監督率いる松本山雅FC

昇格争いのライバルになるチーム、しっかりと叩いておきたいところです。

 

2018明治安田生命J2リーグ 第2節松本山雅FC

f:id:rorosan:20180304145804p:plain前節讃岐戦とメンバーを変えてきました。

小川、広瀬が欠場との事。別メニューだったらしいですね。

前線は河田と貴章の2トップ、バックラインには富澤が入りました。

左サイドには高木が先発で出場します。

f:id:rorosan:20180304150311p:plain対する松本山雅FCのメンバーです。

見るからに反さんのチームっぽいなぁと言った印象です。

試合が始まる前でしたが、このシステムを見て「フフw」としてしまったサポーターは多いんじゃないでしょうか。私は思い切りフフwりました。

非常に嫌らしい事をしてきそうだなといった印象。

高崎永井を筆頭に実績のある選手が数多くいます。

GKは古巣対戦になる守田です。

 

  • 前半

試合開始直後から新潟のペース。

前線で起点になれる河田、貴章を中心に多少ルーズにボールを送ってもマイボールにしてくれます。

山雅は守備時ウイングバックが下がり5バック気味の守備を形成。

攻撃では高崎の高さと裏を狙う永井のスピードで牽制します。

序盤はしっかりボールを回し、選手も動きながら展開出来ていましたが、10分を過ぎた頃から山雅の守備がハマり始めます。

特に厄介なのが前田、パウリーニョ、岩間のトライアングルです。

ボランチ磯村、大将に対して中盤3人で対応。サイドはFW、ウイングバック、そしてパウリーニョや前田がそれぞれのサイドに対応します。

 次第に山雅ペースへ。

選手と選手の間、とにかく対応に迷いそうな所へボールを供給し続けます。

ボールの奪いどころを完全に見失い、無駄に動かされました。

楔への対応もマズく、起点を作られ展開されるといったシーンが連続しました。

富澤は苦労していましたね。

富澤だけが悪いという訳ではなく、広瀬との違いに周りの選手達が上手く対応できなかったといった所でしょうか。

苦しい状況でも安田の存在感は光りました。

しっかりと時間を作る対応や、高木へのフォロー、危機への予測等ハイレベルで、同じサイドでプレーしていた高木にも良い影響を与えていました。

このコンビは成熟していけば面白そうですね。

一方の右サイド、川口、大のコンビですが今ひとつパッとしません。

川口に関して言えば、ボールの取り所にされていますし、前にスペースがある状況でもパワーを持って運べません。

意識の変化が少しずつ見えているので、継続してチャレンジするしかありません。

苦しい状況が続きましたが前半43分試合が動きます。貴章のポストから大が逆サイドの安田へ展開。高木へ送ると切り返しから素晴らしいクロス。

貴章が圧倒的な高さで相手の上から叩き込みました。


【公式】ゴール動画:矢野 貴章(新潟)44分 アルビレックス新潟vs松本FC 明治安田生命J2リーグ 第2節 2018/3/3

 素晴らしい展開、ゴールでしたね。

鈴木監督としては、高木起用の意図、目的がしっかり果たせたゴールだったと。

本当に素晴らしいゴールだと思います。

選手一人一人が目的を持って、ゴールを取る為のプレーの連続でした。

今後の大きな武器になりますね。

このゴールシーン、アシストした高木へパスを送った安田も良いプレーでしたね。

中へトラップする事で、高木に対して僅かな時間を与えます。

自分だけではなく、パスを出した選手の事も考えた素晴らしいプレーだと思います。

試合はこのまま前半終了。良い時間帯に得点し、後半に向かいます。

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平均ポジジョンですが、やはり大がかなり中へ絞ってプレーしています。

完全にトップ下ですねw

高木もサイドより中でのプレーを選択。距離感を大切にする今シーズンの形を体現してる様です。

これだけ二人が中に絞るとSBの前には広大なスペースが生まれます。

これをしっかり活かせたのが安田、活かしきれなかったのが川口といった所でしょうか。繰り返しになりますが川口は続けるのみです。ポテンシャルの塊なんですから。

河田と貴章のコンビネーションはまだまだといった所でしょうか。

これからですね。

にしてもこのBOXシステムは完成したら色々な応用が効きそうですね。

  • 後半

1点リードしてる状況、落ち着いて対処しカウンターを狙います。

山雅は更に圧力を高めハードに。

上手くいなしながら、安田の突破から貴章の惜しいヘディングシュート。 

高木安田のコンビからは多くチャンスが作れそうです。

後半60分山雅が動きます。

工藤とセルジーニョを投入。

これが効きました。

セルジーニョのポジショニングは非常に上手く、マークの受け渡しが上手く行きません。

その中でマズイ対応をしてしまったのがこの試合存在感を失ってしまった大将です。

バイタルを完全に空けてしまう、セルジーニョに食いつき過ぎてしまう等のミスを連続してしまいました。

直後ミドルを打たれ、アレックスが弾き出すもこぼれ球を狙われポスト直撃。

嫌な流れ。

直後鈴木監督が動きます。大将に代えて原くん投入。

問題の解決に有効な一手だと思います。

原くん投入で中盤の距離感は良くなりましたが、今度は川口が狙われてしまいました。

右サイドを起点に再びピンチを迎えるもジュフンの好守備でなんとか凌ぎます。

その後も山雅の圧力にチームが動かず、セカンドが拾えない悪循環に陥ります。

後半80分、競り合いの中ジュフンが少し痛みますがプレーが続き、エアーポケットに入った様な瞬間。大、磯村でボールを奪えずサイドに展開、早いグラウンダーを飛び込んできたセルジーニョが技ありゴール。


【公式】ゴール動画:セルジーニョ(松本)81分 アルビレックス新潟vs松本山雅FC 明治安田生命J2リーグ 第2節 2018/3/3

痛んだジュフンが心配ですね。

この失点シーンを見ても後手後手な印象。

奪い所を共有出来ず、スタミナを削られると厳しいですね。

プレッシャーをいなす動きが殆ど出来無くなっていました。

痛んだジュフンに代わり豪が入ります。

原くんが最終ラインに落ち、豪がサイドへ。

ボールの逃げどころが生まれない中、豪は終始動き回りフリーな状況を生み出します。

守備も積極的で、当たり負けしません。

やはり今年は豪飛躍のシーズンになりそうですね。

後半87分、田中達也投入。

これだけの圧力を受ける状況、フリーな選手を作る事に苦労しているこの状況でターレスの選択肢はないでしょう。

達也はコースを制限してボールの出しどころを減らします。

高木は制限された選択肢で守備が出来ますし、安田には大きな余裕が産まれました。

何気ないプレスですが、鈴木監督が目指すレベルのプレスを達也は当たり前にこなします。

河田も貴章にもこのレベルを求めないとですね。

試合はロスタイム、カウンターから高木が持ち上がり得意のパンチ力のあるミドルを放ちますが枠を捉えられず試合終了。

ホーム開幕戦は1-1のドローで決着。

 

厳しい試合でした。讃岐戦同様簡単な試合は存在しません。

色々な所から絶望的なコメントが流れてて鼻で笑ってるんですが、鈴木体制2ヶ月程でこれだけ出来たら十分です。シーズン通して成長させていくと明言していますし、ここ数年とは違った手応えを現場は感じてるんじゃないでしょうか。

それは監督、選手のコメントを読んでも明らかですよね。

原因、解決方法、解決した事によってどうなるかまで、数多くの選手が共有しています。

これは非常に大切な事です。

 

今はとにかく経験です。内容が不満なのは理解できますが、チームは間違いなく正しい方向へ向かっています。

昇格候補のチームが早々苦しんでいます。

アルビも同様ですが、しっかりと勝ち点を拾っています。

焦らず、成長を待ちましょう。


【公式】ハイライト:アルビレックス新潟vs松本山雅FC 明治安田生命J2リーグ 第2節 2018/3/3

 

開幕

1年でのJ1復帰、そしてJ2優勝を目指すシーズンがスタートしました。

1部復帰を目指す新潟の評価は割れており、優勝候補、昇格候補という声もあれば、

プレーオフ争いまで、または中位に沈むのではないかと言った声もあります。

 

2部リーグとは言え、各チーム積極的な補強を行い、ネームバリューのある選手も多いリーグです。新潟においても強化部長が変わり、新監督の下チーム編成が進められた訳ですが、非常に考えられた選手獲得、編成だったと感じます。

ただ、外野へのウケはあまりよろしくないですねw

まぁ・・地味と。(そんな事ないですよ?ここ数年で一番よかった編成です) 

 

昨シーズン終盤、新潟は4連勝フィニッシュ(直近6試合無敗)でシーズンを終えましたが、ベースメンバーがほとんど残留、プラスα新たな新戦力で今シーズンを戦います。

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 シーズン開幕戦、鈴木新監督に選ばれたメンバーはこの11人。

今シーズンに賭ける川口がしっかりと開幕スタメンを獲得。

人を動かすフットボールで活きる豪もスタメンを獲得しました。

新加入の坂井もボランチで出場。

4-4-2をベースに戦いますが、状況次第で小川がトップ下へ動くなど柔軟性のあるシステムです。

 

試合は開始早々讃岐の圧力を受ける展開。

大、川口のサイドを突破されクロスを許すもムラーリャが飛び出しパンチング。

そのこぼれ球を拾われ、讃岐の岡村のミドルがポストを叩く。

ヒヤッとしました。こぼれ球の対応は豪でしたが、芝が荒れていて非常にやり辛そうでしたね。

ムラーリャは早速身体能力の高さを見せます。身体を目一杯使い、シュートに対して反応。ゴールマウスを殆どカバーしました。ちょっと凄いですね・・w

 

その後も暫くは讃岐圧力を受ける展開。選手達が予想していたよりもハードにプレッシャーを掛けてきたのかもしれません。 

そんな中落ち着きをもたらす為に積極的にボールに絡んだのが坂井です。

磯村と意識を共有し、プレスを交わす為、右へ左へボールを振ります。

受けるタイミングも素晴らしく、チームの潤滑油のような存在に。

ボールの持ち方も独特で、所謂新世代が当たり前にやってのける正しい位置へのトラップが出来る選手ですね。(原くんとか柏の中山とか)

外にも中にも蹴れる位置にボールを置くので、相手は非常に対応しずらい筈です。

この日も相手が動くタイミング、逆を突いて縦パスをガンガン入れていましたね。

磯村は荒れたポイントでプレーする事もあってセーフティー。慎重に丁寧にプレーしていたのが印象的です。

ボール回しにしても鈴木監督のコーチ能力の高さを感じます。

リズムよくボールを繋ぎ、スペースへ動き、相手を動かす。

しかし距離感は常に保たれていて、孤立する選手が現れません。

課題だった守備面も、バランス良く前を向く守備が出来ていました。

カウンターを受けた時の対応も川口やジュフン、広瀬が連携しスペースを埋め、時間をかけさせ、挟み込んで奪うといった数ヶ月前までは全く出来ていなかったプレーも見せます。

攻守において非常に距離感が良くなりました。

前半はボールを回すも突破口が見つからずスコアレスドローで終了。

後半も同じメンバーでスタート。

ボールは回せど突破口が中々見えません。

大が非常に窮屈そうにプレーしていたのが印象的でした。

ポジションが向いていないという事はないと思います。川口との連携が悪い・・と言うわけでもないでしょう。恐らく河田、小川との攻撃時のスイッチ役で苦労していたんではないでしょうか。

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 平均ポジションを見ても河田、小川に寄っています。

明らかですね。この3人が攻撃のスイッチャーです。大は恐らくこの状況からの打開に苦労したのでしょう。

豪も序盤に比べるとトーンダウンしてしまいましたが、この二人には向いているフットボールです。活きるプレーを出来るだけ早く見つけ出して欲しいですね。

後半12分

 

「チームプレー?そんなん知るか!奴を呼べぇ!」

 

とは言ってないでしょうが規格外、矢野貴章 を投入です。

交代後監督と会話を交わす小川の表情が全てを物語ってますね。連携面はこれからです。

交代直後、相手GKのキックミスを大がヘッド、貴章の下へ流れると同時に河田が裏へ抜け出します。貴章の絶妙なスルーパスにトップスピードで反応する河田。

最後は1対1を冷静に決めました。

本当に枠を外しませんね、彼は。得点王への第一歩です。

 

その後、豪に変えて高木投入。中盤サイドで色の違う選手を起用。

貴章河田の2トップに高木、大と非常にバランスが良くなります。

しかし疲労からか判断ミスが増え、讃岐に押し込まれます。

危ない場面もありましたが身体を張ってゴールを許しませんでした。

ジュフンは逞しくなりましたね、今やDFリーダーですよ奥さん。

 

試合終盤ロスタイム

 

「チームプレー?そんなん知るか!奴を呼べぇ!」

 

とはやっぱり言ってないでしょうがターレス投入です。

ここでDFを投入しないんですよね、鈴木監督。

負けている状況、前がかりの相手にとって一番の脅威はカウンター。

恐らくターレスは使える状況ではないと思いますが、まぁビビるでしょ、相手はw

ターレス起用には鈴木監督からメッセージも感じ取れます。

君は大切な戦力だよと、ターレスは感じ取ったんじゃあないでしょうか。

果たして守備をするのだろうかと興味深く見ていましたが、誰よりも集中して誰よりも必死に守ってたターレスを見て、これは大丈夫だなと。

 

その後、カウンターのシーン。讃岐の原さんをぶっ飛ばし独走。

自分で狙っても良いシーンですが、併走していた坂井にまさかのエンジェルパス。

これを坂井が見事に外し、試合終了。 

 

課題も多い試合でしたね。

ですが2ヶ月にも及ぶキャンプからアウェイに乗り込んでの開幕戦です。

精神的なストレスもあった筈です。良くやったと思いますよ。

 

讃岐は非常にハードなチームでした。

複数得点を取って簡単に勝てる程甘くはない事を、讃岐が教えてくれました。

J2で楽に勝てる相手は存在しない。  

 

課題を修正して次節いよいよホーム開幕ですね。

良いチームになると思いますよ、今年は。

 


ハイライト動画 J2第1節 2018.2.25 讃岐vs新潟

 

アルビの挫折とフロンターレ 

今年もこの季節がやって参りました。

悲しみのストーブリーグ、開幕で御座います!

 

来季、J2を共に戦ってくれる選手たちはご覧の通り。※12/23現在

GK 大谷 幸輝

GK 渡辺 泰広

DF 堀米 悠斗

DF 矢野 貴章

DF 大武 峻

DF 長谷川 巧

MF 磯村 亮太

MF 加藤 大

MF 伊藤 優汰

MF 端山 豪

FW 田中 達也

FW 河田 篤秀 

 

新加入選手

DF 渡邊 泰基

MF 戸嶋 祥郎

FW 渡邉 新太

 

移籍の噂が立つ選手もいる中、少しずつチームのシルエットが見えてきました。

鈴木新監督、木村強化部長のチーム作りに期待したいですね。

王者川崎フロンターレ

2017シーズン、遂にタイトル獲得に成功した川崎フロンターレ

タイトルだけではなく、集客力企画力等々・・今Jリーグで一番成功しているクラブではないだろうか。 

新潟と川崎は少なからず因縁浅からぬチームだ。(と勝手に思ってる)

似た時期に1部昇格を果たし、しのぎを削ってきた。

互いのホームでは絶対負けない、連続放水事件、最近では「無冠帝」が話題になった。

どんなに苦しい状況でもスワンでは負ける気がしなかった。

でも等々力では勝てる気がしなかった。

この関係・・悔しいんだけど、なんかいいなぁと。

 

僕個人が川崎に対してここまでイレ込んでいるのは間違いなく「この試合」を現地で見てしまったから。


2006年 川崎フロンターレ 開幕戦 怒涛の6得点

 

川崎の地域密着性

この試合がきっかけで、川崎に対して強く意識する様になった。

と同時に興味も湧いたのだった。

2006年当時、僕は学業の為東京に住んでいた。

テレビでは関東ローカルチャンネル「tvk」も視聴できた。

sakusaku」をよく見ていました。

ローカル局の強みは、独自の番組編成を主要局とは別に組める事。

新潟で言うとNHK総合、教育の他4局にプラス1局あるイメージ。

金曜夜22時から23時、前半はFマリノス、後半は川崎の応援番組があった。

今はどうなっているかわからないが、マリノスの方はスタジオ中心の形式、川崎の方はナレーション中心で女性レポーターが選手にインタビューする様な形式だった。

ただ親しみやすさ、選手のパーソナルな部分は川崎応援番組「ファイト川崎フロンターレ」の方が良く引き出せていた様に思う。

気がつけば毎週見ていた記憶がある。

チョンテセのゴールパフォーマンスを募集してた企画は今でも記憶しているもの。 

きっと川崎サポーターの方々は、選手たちがどんな性格で、どんな声をしているか、どんな喋り方をするか、どんな事を考えてサッカーをしているかちゃんと理解して共有できているんじゃないかな?

実際僕自身もアルビを応援しながら、川崎にも親しみを感じていってしまった過去があったのだ。アルビの選手より川崎の選手の方が詳しくなったくらい。

 

今思えばこういった部分は本当に大切なんだなと実感する。

毎週決まった時間に選手のパーソナルな部分に迫れる番組があり、親しみを感じれて、週末応援しに行きたくなる、見に行きたくなる、そういった種を川崎はずっと蒔いていたんだなと。

 

そこに至るまでには、過去プロクラブに去られた経験を持つ川崎の取り組みがあった訳だが、その辺りは次回に。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを始めてみた。

人は簡単には変わらない。

その人の価値観を大きく揺さぶる出来事を体感し、変化の可能性が生まれる。

Yesと言っていた人がNoと言い、Noの人がYesになる。

 

僕自身にもその変化が起きてしまった訳だ。

天性の気分屋である僕がブログを始めようと思ったきっかけ。

それはアルビのJ2降格、そして本間勲の引退だ。

降格だけでも辛いのに、我がアイドル本間勲の引退が追い討ちをかけた。

 

今まではTwitterで細々呟いておりましたが(自分にはそちらの方が多分向いてるw)

日頃思いを巡らし考えていることをまとめて残してみようと思い立った訳です。

 

試合の事、クラブの事、新潟の事等々、斜め上の目線から

卑屈に綴っていこうかと思います。

 

よろしくどうぞ。 ろろ